再生医療・白内障手術・加齢黄斑変性症・緑内障の最先端

10月9日(土)毎年、愛知県・岐阜県・静岡県・三重県の眼科医会が後援となっているmidland seminar学術講演会がありました。この講演会は、大変勉強になるだけでなく、一年で一番大きな眼科学会(今年は11月3-6日開催)では、すり抜けてしまう学術の面での先生方を招待していただき、お話が聴ける大変ありがたい会です。(毎年楽しみにしております。)今回は、角膜再生医療、白内障手術で保険で請求可能のなった手術材料(手術を安全に助けるための物です)また、今話題の加齢黄斑変性の新たな側面、そして、緑内障の発症がなぜ起こるのか?というトピックでした。角膜は、一旦実質が濁ってしまうと、二度と再生しない臓器です。国内では、ドナーが足りていない状況が続いており、いまだ角膜移植を待つ人は多くいらっしゃいます。その足りていない角膜を再生医療で補えないか、という新たな展望をお話しくださいました。白内障手術を当院では行っておりませんが、しかし、手術技術を学ぶことはとても重要だと考えております。というのは、手術の発展、技術的なことが分からないと、術後の経過をみるのにも、今はこういう手術方法でしているので、ここに気をつけなければ、また、手術方法によって手術をお願いする病院を選ばないといけない場合もあるからです。加齢黄斑変性の学問的、治療的発展は、ここ10年目覚ましく、もうこれで大体定義がはっきりしたのかと思ったら、今回、新しいアジア人としての加齢黄斑変性の側面を吉村先生(前 京都大学眼科学教授)がお話しされ、大変勉強になりました。緑内障については、はっきりと原因がいまだにわかっておりません。今回、60年間の研究、臨床経験をもつ新潟大学名誉教授の岩田先生が、電子顕微鏡,病理標本、OCTの読影を基に繰り広げられる理論は大変勉強になりました。今回の勉強会を基に、今後の臨床に役立てていきたいと思います。

2016年10月11日 | カテゴリー : 眼科情報 | 投稿者 : 上社眼科院長