手術

手術内容について

外来眼科手術

手術内容について

SLT、YAGレーザー、霰粒腫摘出術、翼状片手術などを行っています。

レーザー手術

レーザー手術

外来で受けられるレーザーの器械による手術です。点眼麻酔をし、目の上にレンズを乗せて座って行います。

糖尿病網膜症など網膜の血流が低下する病気や、網膜剥離のように網膜がはがれてしまう病気などに有効です。

翼状片手術

翼状片の治療

1. 点眼治療

炎症(充血)や紫外線に伴って翼状片(結膜の増殖組織が角膜)が伸びて成長するため、それを押さえる目薬をします。

2.手術加療

翼状片が角膜に侵入して、ある程度成長すると、角膜がゆがんでしまうため、乱視ができ、その性でピントを合わせようとしても像がぼやけたりします。そうなってしまうと、手術で翼状片をとってしまうしか方法が無くなります。

手術は、翼状片を取るのみでなく、異常組織が再度角膜に侵入しないように、結膜をつかって、防波堤のようなものをつくる必要があるため、結膜を強膜(眼球の一番堅い壁)に縫い付ける必要があります。従って、手術後抜糸するまでの1週間程度はその糸で大変ごろごろしたり、目やにが出たりします。

※翼状片が瞳孔(黒目の中心の部分)まで侵入(成長)しますと、視力が低下します。また、そこから急いで手術をして取り除いても、多くの場合、クリアな視界は得られにくくなります。
※ 手術は日帰りで可能ですが、手術後 翌日、1週間後は必ず受診が必要です。また、経過観察のため、数ヶ月は点眼加療、受診が必要です。アルコールやサウナは1週間控えて下さい。

眼瞼下垂手術

まぶたがたるむと視野が狭くなります。その結果、視野を取り戻そうとおでこに力を入れて眉を持ち上げます。結果的に視野を確保するために余計な筋肉を使うため、頭痛・肩こり・腰痛が起こります。まぶたがたるむ(眼瞼下垂)の原因は実は老化だけではありません。物理的な刺激で容易にたるむこと知られています。

  • まぶたをこする癖(花粉症、メイク落としなど)
  • コンタクトレンズの長期着用
症状

以下の症状は眼瞼下垂の自覚症状です。2~3個でも該当する方は、一度当院での診察をおすすめします

  • 肩こり
  • 頭痛
  • 不眠
  • 眼精疲労
  • 最近顎をあげて物を見るようになった
  • まぶたが重く感じる
  • 一重まぶたが二重に・二重まぶたが一重になった
  • 額のシワが目立つようになった
  • 以前より目が小さくなったと感じる

治療方法

1. 手術(瞼の上の皮膚をとる方法/眼瞼挙筋短縮術(+皮膚とり))

目を開けるための筋肉である眼瞼挙筋を強化し、まぶたを開きやすくし、二重にもなる治療法です。

日帰りで手術が可能です。洗顔や洗髪、入浴は手術の直後から可能です。抜糸は通常1週間前後で、抜糸の翌日から傷を避けてメイクもできます。アルコールやサウナは1週間は控えて下さい。

1. 今後眉間のしわ等ができないようにしたい場合

ボトックス治療が有効です。

硝子体注射

硝子体注射

硝子体注射は、最近になって眼科で行なわれるようになった治療法ですが、現在ではかなり多く行なわれています。

適応疾患
  • 加齢黄斑変性症
  • 糖尿病網膜症に伴う黄斑浮腫
  • 網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫
  • 強度近視による脈絡膜新生血管 など

これらの疾患はVascular Endotherial Growth Factor=VEGF(血管内皮増殖因子)が、網膜内の毛細血管から漏れ出し、新生血管の増殖や黄斑浮腫を引き起こし視力低下を来しています。

抗VEGF硝子体内注射はこのVEGFの働きを抑える薬剤を眼内に注射することにより病気の進行を抑制する治療法です。

抗VEGF薬による治療は、一旦症状がよくなっても、再発することもあります。気が付かないうちに症状が進行して視力が低下したり、見えにくい範囲が広がったりするのを防ぐためにも、定期的な検査と治療が大切です。

当院では、視力検査、眼底検査などを定期的に行いながら、患者様の状態に適した治療スケジュールで行っています。

硝子体注射の方法

注意点など

硝子体注射は、注射後の注意点を守ってさえいれば比較的自由に日常生活をすることができます。

しかし、眼内への処置である以上、感染症の危険は非常に低いですが、白内障手術や硝子体手術と同程度の確率で生じます(約2000分の1程度)。

注射前後に説明をしますので順守して下さるようお願いいたします。

硝子体注射の計画

脈絡膜からの新生血管が原因となる病気の場合
  • 脈絡膜からの新生血管が原因となる病気(滲出型加齢黄斑変性、ポリープ状脈絡膜血管腫症、網膜血管腫状増殖)は、初期治療として、抗VEGF薬を4週間毎に3回硝子体注射します。

  • その後は光干渉断層撮影(OCT)などの画像検査にて効果を見ながら、視力低下や出血・網膜下液の増加などの悪化の所見がみられれば適宜追加の硝子体注射を施行します。
近視性脈絡膜新生血管や黄斑浮腫を伴う病気の場合
  • 近視性脈絡膜新生血管や黄斑浮腫を伴う病気に対しては、まず1度ステロイドのテノン嚢下注射もしくは抗VEGF薬の硝子体注射を行います。

  • その効果をOCTなどでみて浮腫の再発や自覚的視力の低下があれば、適宜追加の硝子体注射を施行します。原因となる病気によっては、網膜レーザー光凝固などを組み合わせて行います。

緑内障レーザー(SLT)

目詰まりしている線維柱帯にレーザーを照射し、フィルター部分の目詰まりを解消させることで房水の流れを改善します。そうすることで、眼圧を朝から寝てるときまで安定して目薬1個分さげることができます。目薬を忘れてしまいがちな方、妊娠を望んだり、妊娠中の方、目薬でのアレルギーや副作用で差しにくい方には特に大きなメリットがあります。
効果はおおよそ80%の方にありますが、眼圧を下げるだけでなく、眼圧が安定する効果があります。
また、効果は1~10年と幅があり、平均3年効果があると言われています。 手術に伴うリスクはありますが、99.9%の方へは術後特に問題は起きませんので、メリットは大きいと言えるでしょう。
緑内障のタイプによっては適応とならない事もありますので、興味のある方は医師にご相談ください。

手術の流れ

手術の流れ

手術の前日までにくわしく診察を行います。合わせて、虹彩の状態、網膜や視神経など他の組織や角膜の細胞数、角膜の形状などを調べます。

手術をしても問題がないようであれば、手術日を決めます。
(基本的にご都合のよい日を選んでいただけますが、すでに予約があるなど、ご希望に添えない場合もございます。)

手術当日の流れ

  • 1ご来院

    指定の時間にご来院ください。(※車を運転してのご来院は控えてください。)
    手続きをしていただき、当日のスケジュールを確認します。
    手術当日に体調がすぐれない方は、無理をせずにお申し出ください。

  • 2手術前の検査・点眼

    目薬(散瞳剤)を入れて瞳孔を開きます。血圧や眼圧の測定などをして、当日の体調を確認します。
    問題がなければ、更衣、点滴などの準備の後、手術室へ入ります。

  • 3手術開始

  • 4手術後

    回復室にてしばらく安静にしてください。術後の説明を受けていただき、ご帰宅となります。

  • 5手術翌日

    外来の午前中にご来院頂き、術後のケアを行います。

手術費用

手術にあたり大切にしていること

手術は、患者様のご希望とお体の状態を確認のうえ、最適と判断した時期に行います。

患者様のご不安をなるべく取り除けるよう、お見せできる病変はできる限り写真に収め、病変の写真を見ていただきながら、納得いただけるようにご説明しています。

ご予約・お問合せは
お気軽に

名東区上社にお住いの方で目のことでお困りでしたらご相談ください。
手術対応 | 土曜午前診療あり | 地下鉄東山線「上社駅」・「本郷駅」から徒歩7分 | 駐車場あり

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