名古屋市 助成 予防接種 のお知らせ
新聞の一面にも掲載されましたが、
「 いま、名古屋市の大人に受けてほしい予防接種があります!」という掲載がされました。
風疹(ふうしん)、帯状疱疹(たいじょうほうしん)高齢者肺炎球菌(はいえんきゅうきん)の予防接種について、名古屋市の男性が受けられるというものです。
防げる病気を知った上でのご自身のため、また、大切な人の為に、積極的な接種をおすすめいたします!!(参考)
当院では、①風疹抗体検査、ワクチン ②帯状疱疹ワクチン の助成対象の方にワクチンを。そして、自費でも行っております。ご興味ございます方は、お問い合わせください。
① 40歳以上 男性 風しん(第5期) : 昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性
2022年3月31日まで(今年度の無料クーポンの有効期限)
名古屋市:風しん(第5期)の抗体検査及び予防接種(暮らしの情報) (city.nagoya.jp)
風しん無料クーポン券の有効期限を延長します
名古屋市が発行した有効期限が「2020年3月」または「2021年3月」と印字された風しん無料クーポン券は2022年3月まで使用可能です。
なお、次の1から3のいずれかに該当する場合は、お手元に無料クーポン券が残っていても使用できないためご注意ください。
- 名古屋市に住民登録がない方(住民登録地の自治体でクーポン券の発行申請をしてください。)
- これまでに風しん無料クーポン券を使って実施した抗体検査の結果、抗体があった方
- これまでに風しん無料クーポン券を使って実施した抗体検査の結果、抗体がなく予防接種を受けた方
1)「風疹(ふうしん)にかかる人の90%は大人です。」
風疹は発熱、発疹、リンパ節の腫れなどの症状が特徴的な急性感染症です。咳、くしゃみなどの飛沫により感染します。こども時代に公的な予防接種の機会がなかった大人の男性世代を中心に、2013年と2018年に大規模な流行が発生しており、男性は女性の4倍の感染数です。その感染経路の中心は職場です。
2)みんなで防ごう!「先天性風疹症候群」
この病気で大きな問題となるのは、妊婦さんが初期に感染すると、ウイルスが胎児(おなかの赤ちゃん)に感染し、生まれるときに、先天性(生まれつき)の心疾患、難聴などの症状がおこる「先天性風疹症候群(CRS)」と言われる障害を引き起こす可能性があることです。生まれてくる子どもたちを守るため、妊婦さんを守るために、周りの人がかからないことも大切です。
3)無料クーポンが届きましたら、まずは抗体検査を! 抗体検査で抗体があれば、ワクチン接種の必要はありませんが、抗体がない場合、今後かかることを予防するため、ワクチン接種もクーポンでできます。是非ご利用ください。
②50歳以上 帯状疱疹ワクチン
1)帯状疱疹(たいじょうほうしん)をご存じですか?
よく周りの方がなった。とかお聞きされることもあるかもしれません。他人事(ひとごと)と思っておられる方も多いかもしれません。ただ、この病気はどなたもなる可能性があり、特に、年齢を重ねられて、免疫が弱く、落ちてくるとなりやすくなってきます。そして、帯状疱疹の一番の問題は、なっている最中もですが、なった後も、痛みがつづくことがある(帯状疱疹後神経痛)。ということです。その痛みはめちゃくちゃ痛い!! 原因は、水痘(みずぼうそう)ウイルスです。
2)なぜ50歳からとされたの?
長い間体の中に潜んでいたウイルス(水痘のウイルスはいったんかかると、体から症状がなくなってもいなくならずに、免疫におさえられているだけで、潜んでずっとすんでいます。)が、加齢、ストレス、疲労などで免疫力が低下すると、動きを再活性化して発症します。特に50歳以上は、発症率が急増し、80歳までには、3人に1人が発症すると言われています。
3)帯状疱疹にも、ワクチン(予防接種)があります。
ワクチンは、発症予防をするだけでなく、帯状疱疹になってしまっても、症状を軽くする効果があります。ワクチンには2種類あり、皮下注射の生ワクチン(1回のみ)、と、筋肉注射の不活化ワクチン(2回)があります。おのおの効果と副作用、費用も異なりますので、詳しくは、以下のバナーをクリックか、名古屋市のホームページをご参照ください。
③ 65歳以上 高齢者肺炎球菌ワクチン
1)肺炎 は 日本人の死因の第5位
風邪やインフルエンザほか基礎疾患で体の免疫力が低下すると、細菌(ばいきん)に感染しやすくなります。
2)肺炎で亡くなられる方の90%以上が 65歳以上です。
3)一度も接種したことがない方は受けましょう。