皆様、カリモクという家具を知ってますか?

私事ですが、以前から私はカリモクの家具が好きで、当院の待合や患者様用ソファ型椅子などなどに置かせていただいております。

愛知県が本社の会社というのみでなく、時代が変わっても、良い木を使用しており、傷んできたら、張り替えや、塗り直しなどの修理をずっとしてくれる職人気質を残した会社である事、ものを大切にしている会社である事が主な理由です。

今日、以前から修理をお願いしていた椅子などを取りにまた、前から私自身の作業椅子に眠気防止の為にも(笑)丸椅子を使っていたのですが、最近、いつのまにか寝落ちする事が多く、10/4-値上がりするとのことで、背もたれ付きの椅子を注文しに行きました。

そこでの出来事なのですが、係員の方が私の対応をしてくださる間に、男性の二人組のお客様がお見えになり、商品を選びながら、手話でお話をされておられました。私が係員の方を待つ間に、そのうち一人の男性が、「すごくイイ商品ですよね!」と私に声をかけてきました。私は、「そうですよね、」と、いつもより大袈裟にうなづき、少しは、聴こえてるのかな?と思った私は手振り身振りで意思疎通を図りますが、あまり通じなかったのか、その後、彼は携帯を出して、サーっと文字を打って話したい事を、明るい雰囲気と自分のいいソファに出会えた事が嬉しいと書いた画面を満面の笑みで、見せてくれました。

たまたま携帯を忘れてきた私は、大きくうなづくだけで、あまりお話したい事の半分も話せませんでした。

帰り道、思い返すと、私が、もし、聾唖であったら、こんなに明るく、色々な話を明るく、そして、コミュニケーションを取りにくい相手に積極的に話せるだろうか、と考えました。

近しい似たような環境に置き換えるなら、きっと、海外に行った時に、英語を話せない状況の時に、、私なら、、話しかけられないかもしれない。と思いました。それは、相手にされないかもしれない恐れと、気恥ずかしさと、自尊心からくるものだろうと思いました。英語でさえ、そうなのに、彼はそこを飛び越えて、見ず知らずの私に自分の感情を共有しようと話しかけて来られたのです。

私は彼の明るさ、そして積極性に感嘆しました。そして、一つ、今まで聾唖の方に筆談でしていた意思疎通を、実にベーシックですが、携帯などのデバイスで、こちらからは、音声入力したら、早く、そして、時間がかかるが故の、情報が少なくなりがちな患者様への説明が早く十分な量となるのではないか、と気づきました。

9/22,23日に眼瞼の手術の勉強の為、形成外科学会に行きました。その時に、発表の際の質問を恥ずかしくて出来ず、後からお師匠の先生に聞いて解決しましたが、そんな行動を鑑み、反省しました。

今日は小さいけれど、素敵な出会いと経験が出来ました。 

9/22(木)お休みいたしましたが、この学会で、手術法をよりよく学ぶことが出来ました。今後より、ご満足度の高い手術を頑張って行きます。

上社眼科